台湾グルメ小噺

台湾グルメはおいしいものがいっぱい!みんながよく知っていることから、あまり知られていないマイナーなお話まで、OPEN にするよ。

牛肉麺の起源のお話②

2022年2月2日|

台湾グルメの小噺第2回は「牛肉麺」のお話の続きだよ。

牛肉麺の原型は台南にあり

牛肉麺の原型となった食べ物は、古都で有名な美食の都である台南にもあるんだ。
それは、熱いスープに薄切り牛肉(レア)を入れて食べる「清燙牛肉湯」。台南に行ったらぜひ食べてみてね。(OPENちゃんおすすめのお店は、長榮牛肉湯さんだよ)
この清燙牛肉湯に、四川省や湖南省という辛旨食文化圏出身の人たちが売っていた辛い味付けの牛ホルモン煮を合体させたものも、牛肉麺の原型のひとつなんだよ。

台湾全土で愛される牛肉麺

こうして台湾南部で生まれた紅焼牛肉麺は、民国50年代中期に台湾北部にも広がるんだ。当時の北部では清燉牛肉麺が主流だったけど、スパイシーな味付けと大きな牛肉が乗った「川味(四川風味)」の牛肉麺はあっという間に大人気に。
ちなみに当時の城中区(現在の総統府のある一帯)では、桃源街のお店は四川風味の紅焼牛肉麺、延平南路のお店は清真の清燉牛肉麺、という風に分かれていたんだって。おもしろいね。

そうそう、牛肉麺を手軽に食べられる泡麵(インスタントラーメン)があるって知ってた?
詳しくはまた今度!お楽しみに~。

では次回まで、OPEN YOUR HEART!!