台湾グルメ小噺
台湾グルメはおいしいものがいっぱい!みんながよく知っていることから、あまり知られていないマイナーなお話まで、OPEN にするよ。
牛肉麺の起源のお話①
2022年2月1日|
こんにちは、OPENちゃんです。
なかなか台湾に行けないよ〜、というみんなの声にお応えして、知っているようで知らない台湾グルメの小噺を不定期連載するよ!
第1回は、おなじみ 「牛肉麺」のお話だよ。
元祖牛肉麺と蘭州拉麺はいとこ同士?
牛肉拉麺の元祖は清燉(チンドゥン)という澄んだスープの麺で、日本でも人気の蘭州拉麺が似ているよ。台湾に移住してきた甘粛省出身の回族が持ち込んで広まったんだ。清燉牛肉麺を売るお店には早い時期から「清真(ハラル)」という表示があったりしたんだよ。そう考えると、牛肉麺と蘭州拉麺と実はいとこ同士みたいなものなんだね。
紅焼牛肉麺は四川料理から
今の「台湾の牛肉麺」が生まれたのは1960年代になってから。その原型のひとつは、岡山(岡山県ではなく、台湾の高雄にある地名だよ)の空軍士官学校や空軍基地で働いていた四川省出身のコックさんたちが考案したんだ。四川料理には、牛肉を豆板醤や花椒、八角などで煮た「紅湯牛肉」という料理があって、それにアメリカの援助でできた製麺所の麺を合わせたのが、「紅焼牛肉麺」の原型だよ。
今回はここまで!
今でも岡山産豆板醤は有名だから、ぜひお土産にしてみてね。
ちなみにOPENちゃんは、日本の岡山県産の桃やぶどうも大好きだよ♡
次回後編もお楽しみに~。